2011年8月23日火曜日

(1197)スーチーさんの「イラワディ・アピール」

  スーチー氏は11年8月11日、「イラワディ・アピール」と題する文書を発表したと、ビルマ情報ネットワークが発表した。ビルマ北部カチン州を流れるイラワディ川に建設または計画されている8ヶ所の水力発電ダムについて、深刻な社会・環境的悪影響が起きる可能性があると懸念を表明した。中でも大規模で、イラワディ川が生まれる地点に建設が進んでいるミッソンダムについては「関係者は建設計画を見直し、望ましくない事態が起きるのを防ぐ解決策を見つけるために協力するべきだ」と述べた(以上概要)。今でも停電の続くビルマでは、この水力発電建設が大切なインフラ建設となろう。しかし発生した電力は全量中国に送られるとの噂も出ているが、もし事実ならとんでもない話だ。日本では水力発電に関する環境アセスメントの経験が豊富であり、その知識、技術をこのダム建設に生かしてあげればと思う。

2 件のコメント:

  1. あまり知られないで、壮大な計画が進んでいる様子…。
    地球環境の立場上、事前評価が十分に実施されていなければ問題ですな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    ビルマでは、環境に与える影響など、あまり気にしていない感じ、日本でも60年前は、ほとんど気にしていなかったはず。スーチーさんはさすがですね。(N)

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