2011年3月25日金曜日

(1046)スーチーさんから「日本の被災者へ」

(2011年3月25日)
  突然、大きく大地が揺れ、おまえは襲ってきた。それはまるでテロリストのように。猛り狂う波は、数え切れない家々を飲み込み、街の灯火を消した。優雅な桜が咲く学校も都会的な街並みも壊し、大勢の人たちの命を奪った。子供を失った親や離れ離れになった夫妻の涙が川のように流れ、辺りに叫び声が響く。地震よ、止まれ。津波よ、止まれ。おまえたちのせいで失ったものは計り知れない。地獄のような光景を耳にし、遠く離れたビルマの地から日本で暮らす人たちを想う。私たちはあなたたちと同じ思いでいる。だが、いま日本人たちは手を取り合い、復興を成し遂げようと悲劇に立ち向かっている。獰猛(どうもう)なおまえはあらゆるものを壊したが、人々の絆までは壊せなかった。私たちは信じている。人々の絆を、そして日本の明日を(以上)。東京新聞掲載、作者はNLDのメンバー、翻訳はマウンミンニョー氏。

2 件のコメント:

  1. スーチーさんからこんな詩をいただけるとは。
    励ましというより…それとも少し違う、力強い詩ですね。
    困難に立ち向かう力を与えてくれるような詩だと思いました。

    ありがたいことですね。

    マウンミンニョー氏の翻訳もいいのでしょうかね?^^

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  2. stさん
    今日のブログにも書きましたが、スーチーさん自身の詩ではなく、NLDメンバーの詩のようでした。早とちりでごめんなさい。でもスーチーさんから東京新聞に送られてきたのは事実のようです。(N)

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