(2010年3月30日)
ビルマ民主化運動指導者スーチー氏が書記長を務める国民民主同盟(NLD)は29日ヤンゴンの党本部で中央執行委員会を開き、軍事政権が年内に予定している総選挙は「公正さを欠く」として全会一致で不参加を決めた。最大の民主化勢力が参加しない総選挙の正当性を欧米諸国が認める可能性は低く、軍政主導の「民主化プロセス」は大きくつまづく。一方NLDは5月上旬に政党としての地位を失うことになる。スーチー氏が不参加を主張した背景には「軍政主導の総選挙の不当性を強調することで、選挙結果を認めないという国際世論を形成し、軍政に圧力をかける戦略がある」との声があるが、軍政が国際圧力に屈したことは無い。米国のオバマ政権は「選挙に正当性がない」との立場を強め、追加制裁を求める声が強まるのは必至。国連も無力感を深めており、中国・ロシアは「選挙は国内問題」としている。
中国・ロシアが変化することを、期待したいところだけど…。
返信削除K.A.
k.a.さん
返信削除中国、ロシアが変化することは、ここ当分望み薄でしょう。むしろアジアの問題には、日本がリーダーシップを発揮する方が、早道と思います。日緬はなぜか相互に友好国であり、米英と違い軍政とも喧嘩することなく今日まで来てます。日本よ頑張れ!(N)