2010年3月14日日曜日

(672)あまりにも気の毒なロヒンギャー族

(2010年3月14日)
  今週ビルマ関連の大型ニュース(選挙関連法)が続いていたが、今日は全然別のニュースが朝日紙面に大きく掲載されていた。見出しは「救われぬロヒンギャ族」、「ミャンマー軍政:国民と認めず迫害」、「バングラデシュ:避難民を締め出し」というもの。ビルマ軍事政権の迫害から逃れ、隣国バングラデシュに流入した少数民族ロヒンギャ族に対し、バングラデシュ当局が本格的に取締りを始め、1月だけで数百人が収監されたり、強制送還されたりした。欧州連合(EU)などは強い懸念を表明している。バングラデシュ側には国連運営の公式キャンプがあり、28000人が暮らすが、それぞれの隣に非公式キャンプがあり、20万人の不法移民が暮らす。ビルマ西部のラカイン州には100万人いるとされ、軍政はイスラム教徒のロヒンギャ族を国民として認めず、強制労働を科している。母国の無い民族はあまりにも気の毒だ。

6 件のコメント:

  1. 気の毒だと私も思うのですが、彼らはどこから来たのか私も知りたい。25年までミャンマーで歴史や地域に関することを勉強してきたつもりだったのですがローへんジャー族のことはどこの教科書にも載っていませんしそのために話題や、問題にもされませんでした。なのに海外や国連でミャンマーの民主化や人権のことが取り上げるようになりロヘンジャー族がいることを知りました。中国系のミャンマー族や、インドー系のミャンマー族なら受け入れますけど........。
    へィンちゃんママ

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  2. 色々と問題があり、なかなか大変ですな。
    宗教問題のない我が国に感謝しています。
    K.A.

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  3. hein ayeさん
    ロヒンギャー族のことを長年ビルマ政府が知らなかったとは思えません。
    国民に報せないように軍事政権が隠していたのでは? 
    ラカイン州の人も知らなかったのかしら? 

    私は牛久入管で10人以上のロヒンギャー族の人と話したことがあります。容貌はビルマ族とちょっと違うなと思いましたが、特に違和感はありませんでした。(N)

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  4. k.a.さん
    そうですね。日本人はその時々の都合で、仏教、神道、キリスト教が入り混じっており、
    天下泰平な国民ですね。これがいいのかもしれませんね。(N)

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  5. ミャンマーは多民族国家ゆえか、日本人がロヒンギャ族をみても、民族の一つと見えてしまうので、なんでミャンマー人たちが彼らに仲間意識をもたないのかが、わからない。

    しかし歴史的なことをみれば、違うんでしょうねえ…違うのかなあ?
    ミャンマーで大きな位置を占めている中国系、インド系の人なんか、モロに文化、民族、出身が違うのに。

    ミャンマーの人は、ロヒンジャ民族のことをちゃっかりしているように見る向きもあるようだな、と感じました。
    が、ちゃっかりというか…地理的に、ミャンマーに逃げてくるしか、無いのでは!?

    日本のアノ島とは事情が異なると思いますが…

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  6. stさん
    ロヒンギャー族はビルマに流入するだけでなく、船でオーストラリヤやインドネシアにも船で脱出してますね。機会があればこの民族のことをゆっくり勉強したいですね。(N)

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