(2010年3月11日)
この2・3日、各新聞は大見出しでビルマの選挙新法について報道している。今朝の朝日新聞によれば、「軍政、見えない思惑」、「選挙新法、条文あいまい」という見出しを掲げ、様々な問題点を取り上げている。政党登録法によれば、政党設立者や党員は「禁固刑に服していない者」とあるが、スーチーさんとNLDの参加を拒むのではないかという懸念が強まっている。軍政側の説明がないので、自宅軟禁が禁固刑に当たるのかどうかあいまいであり、裁量の余地を残している。また「60日以内の政党登録」は、NLDに政党登録を促すことで「すべての関係者が参加する選挙」という姿勢をアピールすると同時に、NLD 内部の二つの意見、すなわち「選挙をボイコットする」、「選挙に参加して少しでも多くの議員を議会に送り込む」の両案にゆれるNLDをさらに揺さぶろうとしている。どちらを選択してもNLDは苦しくなろう。
軍事政権は、米国の忠告も無視する様子。
返信削除やはり中国の後押しの影響かな?
全く憂鬱なビルマ情勢!
K.A.
k.a.さん
返信削除結局米国の忠告を無視したことになりますね。今後アメリカはムチの方に力を入れるでしょうが、日本政府は相変わらずはっきりしませんね。(N)