(2010年3月13日)
昨日までに選挙関連5法が公表されたようだが、ここで問題なのはスーチー氏の選挙資格。政党への参加や被選挙権に「禁固刑に服していない者」との条件がついており、スーチー氏が有資格であるのか否か世界中が翻弄されている。軍事政権が恣意的に決めることが出来るあいまいな条文であり、軍政側にとっては便利な条文でもある。今日の朝日新聞によれば、岡田外相が「スーチーさんが有資格であるかを明確にする責任がミャンマー政府にはある」とし、駐日ミャンマー大使に対し、この点を軍政に確認するよう指示したという。なお岡田外相はもしスーチーさんが条件に該当するならば「極めて遺憾だ、軍政の回答によっては次の対応も考えなければならない」と述べている。しかし軍政側がやすやすと手の内を明かすとは考えにくい。もう一つの課題「2100人の政治囚の解放」問題も梨の礫、どうする岡田さん。
軍事政権に対して決め手がないのは、誠に残念ですな。
返信削除でも「窮すれば通ず」、何か妙案が出てきますように!
K.A.
k.a.さん
返信削除軍事政権に対して決め手が無いのは確かです。国民も真意は別として、新憲法に賛同し、今年の選挙にも参加するでしょう。
日本もたぶん新大統領を承認すると思います。国民も食料は十分あるので、アフリカのように子供が飢餓状態ということはありません。ヤンゴンもどんどん近代化してるようです。岡田外相の「スーチーさんの選挙資格を明確にせよ」というのは正論ですが・・・。(N)