2010年3月22日月曜日

(680)難民受け入れ 「第三国定住」試行を生かせ

(2010年3月22日)
  昨日の朝日新聞の「私の視点」欄に難民支援協会事務局長代行の石井宏明氏からの投書が掲載されていた。見出しは「難民受け入れ 『第三国定住』試行を生かせ」というもので内容は3つの提言の形をとっている。第一は今回の第三国定住案がすべて政府内の議論で終始しているが、難民や支援団体など関係者の意見を反映してほしい。第二は今回の第三国定住が試行であるならば、その成功の指標を明らかにすべきである。第三は自力で日本にたどり着いて申請した難民と、第三国定住難民との公的支援の格差をなくすべきである。大多数の難民への対応を現状で放置したままで、一部の難民のみを優遇しても国際社会の期待に応えているとはいえない。以上が提言の要点であるが、3点とも同感だ。特に三番目の支援の格差をなくすことは本ブログの(634)でも論じた。この提言に対する政府の答えは?

2 件のコメント:

  1. なかなか立派な意見ですな。
    政府は、このような提言を、積極的に採用すべきだと思う。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    この団体は難民支援について相当力のある団体なので、政府に影響を与えると思います。
    私の気にしている現在の難民申請者と第三国定住難との格差の問題、うまく解決してほしいです。(N)

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