2009年9月30日水曜日

(507)ビルマと直接対話 裏に北朝鮮問題

(2009年9月30日)
  アメリカ国務省はビルマ軍事政権との直接対話に臨む新政策を正式に発表した。対話を通じ、核分野を含む北朝鮮との違法な軍事協力を停止するよう圧力をかけると表明、実際の関係改善は、軍政の行動を見極めて「段階的に行う」との考えを示した。報道担当者はビルマと北朝鮮の関係について「軍事面やそれを超えた分野で明らかに相互関係がある」と懸念を表明。直接対話に踏み切る理由の一つに「両国の最近の接近がより大きな焦点となってきた」ことを挙げ、対話を通じて「より透明性を求めていく」と述べた。一方、ビルマのテインセイン首相は国連で演説し、米国などによる経済制裁について「政治的な道具として使われており不当だ」、「強国は経済制裁を途上国への圧力として使っている」、「人権と民主主義を促進する手段としてはふさわしくない」と述べて解除を求めた。アメリカによるこの政策転換に注目。

2 件のコメント:

  1. アメリカの政策転換、一応理解できるので、今後の展開に注目したい。
    良い結果に繋がりますように!
    K.A.

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  2. k.a.さん
    アメリカの政権が変わったとたん、対ビルマ外交政策がこんなに変わるなんて、想像できなかったなぁ。北朝鮮にしろビルマにしろ、軍事政権って強いよなあ。(N)

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