2009年9月8日火曜日

(485)入国ブローカーの存在

(2009年9月8日)
  ビルマから日本に来るにはビルマ政府発行のパスポートと日本大使館発行のビザが必要である。しかし、多くのビルマ人はブローカーに百万円以上の賄賂を払ってこの二つを入手し来日しているようだ。賄賂を払わないで来日している人は、ごく僅かと推定される。私がビルマ問題に首を突っ込んだ十数年前からこの問題が存在し、血の気の多い日本の若者は徹底解明を叫んでいたが、すでに常態化している。たまたま私の友人が最近入手した情報によれば、ヤンゴン市にある旅券発給所に首都ネーピードーから特別調査員が入り、旅券発給所の幹部1名とブローカー27名を逮捕し取調べを続けているようだ。先に当ブログで指摘したように、成田から牛久に収容されたビルマ人にもブローカーの存在が噂されている。ブローカーを介さずに堂々と来日する方法はないのかしら。しかし反軍政活動家には必要な組織だが。

2 件のコメント:

  1. どうもブローカーの存在は、必要悪のようですな。
    それにしても、百万円以上出せる人物は、それなりに大物なのかな?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    ブローカーは、政権側と太いパイプを有し、政府公認のようです。日本に来たビルマ人は、毎月ビルマ大使館に1万円払っているし、日本から家族への送金額は馬鹿にできません。このためビルマ政府としても国民を海外に出すことに力を入れているようです。確かに百万円出せる家庭は政府に関係する人が多いと思いますが、借金してくる人もいます。(N)

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