2009年9月12日土曜日

(489)軍事政権反対運動のひとつの形

(2009年9月12日)
  現在牛久入管に収容されている若いビルマ人男性がいる。その男性は日本語が上手で礼儀正しく発想も冴えている。通常入管に収容されると取調べに応ずる以外は時間をもてあまし、早く出たいと訴える人が多い。取調べが一段落した彼らには十分な時間があるので、私は日本語の教材を差し入れて日本語の勉強を薦める場合が多い。ところが彼は反政府運動に取り組む方法をいろいろ思案し、実行している。入管の中にいてはデモもできず何もできないように思われるが、彼は同志を募ってハンストを考え、88記念日にはすでに有志と一緒に実行したという。収容所の中のビルマ人に呼びかけるのも難しいと思うが、彼は時間をかけて同志を集めた。軍事政権の圧制に抗議し、スーチー女史らの解放を訴えるためのハンストであり、有志もこぞって賛同したようだ。彼の行動は、反政府運動の一つの見本のように思える。

2 件のコメント:

  1. 頼もしい人物ですな。ビルマの将来を背負って立つ人材の一人かな!?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    今日(15日)朝日新聞つくば支局から電話が入り、牛久入管にいる彼のところに取材に行ったとのこと、記事になるか否かは不明だが、彼らのパブリティーの一つの成果だ。(N)

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