2016年12月11日日曜日

(3141)ラカイン州諮問委員会 10月に武力衝突の被害を受けた地域を視察

 12月7日のミャンマーニュースより。ラカイン州の人道支援のために設立された「ラカイン州諮問委員会」は12月3日、10月に武力衝突の被害に見舞われた同州内の地域を視察した。視察には同委員会の委員長であるアナン元国連事務総長も同行した。同委員会はアラカン族のために政治運営を行う「アラカン国民党(ANP)」との面会を要望したものの、議員らは同委員会がロヒンギャ支援を基本的な概念としていることから面会を拒否。12月5日には、同委員会とティンチョー大統領が会談したが、出席したNLDの議員はロヒンギャにも市民権は与えられるべきとの考えを示した。しかしANPの議員はロヒンギャが外国へ脱出したいならば自由に国外に脱出させるべきとの考えを示した。その理由として「政府はラカイン州の歴史を理解していない」と説明した。

2 件のコメント:

  1. 先ずは、①即時、戦闘行為の停止➡休戦へ。次いで、②歴史問題の討議 ③妥協策作成…。
    スーチーさんは、立場上できないので、代わってアナン委員長がやってくれないかな?
    K.A.

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  2. K.A.さん
    これはいい案です。まずスーチーさんとアナン委員長がよく話し合って、アナン委員長に裁定をお願いすればよい結果が得られるかも。「政府はラカイン州の歴史を理解していない」という点も、突破口になるかも。

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