2016年12月10日土曜日

(3140)国連、ロヒンギャ弾圧でスーチー氏に現地視察を要請

 12月9日のAFPより。ラカイン州でロヒンギャが軍の弾圧を受けている問題で、国連は8日、スーチー国家顧問兼外相に対し、現地を自ら視察するように強く求めた。ラカイン州では10月に検問所が襲撃された事件を受けて、軍が作戦を展開しており、2万人以上のロヒンギャがバングラデシュに脱出する事態となっている。逃げ出した人々は、集団レイプや、殺人・放火などを訴えている。ノーベル平和賞受賞者のスーチー氏が、軍に策戦中止を命じないことに対し、国際社会から非難が高まっている。スーチー氏は先に、事態は「統制下にある」と述べ、「憤りの炎」を掻き立てないように、国際社会に求めていた。しかし国連事務総長特別顧問(ミャンマー担当)は、「スーチー氏が直接現地を視察して、現地の市民を保護すると約束する」ように、丁重だが強く求めた。

2 件のコメント:

  1. スーチーさんに代わって、先ずはアナン委員長が対応するのが、ベターなのでは?
    K.A.

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  2. K.A.さん
    私も当初は同じ考えでしたが、アナン前事務総長自らが、スーチーさんに呼びかける立場をとり、スーチーさんは孤立状態。このまま19日のアセアン外相会議を迎えることになる。スーチーさんよぜひ英知を働かせてほしい。

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