2010年12月27日月曜日

(958)牛久入管と品川入管

(2010年12月27日)
  牛久入管(東日本入国管理センター)内部の情報は、「牛久入管収容所問題を考える会」(田中喜美子代表)の存在で、手に取るようにわかる。それに比べて品川入管(東京入国管理局)の収容所の内容はほとんど分からない状況だ。その大きな原因は、やはり面会活動体制の違いであろう。牛久の場合は、前記ボランティア団体の7-8人が国籍を問わず常時面会しており、情報が集約されている。例えば2月には被収容中の日系ブラジル人が前途を悲観して自殺し、3月には強制送還中のガーナ人が成田空港で意識を失い死亡、4月には仮放免不許可を告げられた直後の韓国人が自殺、5月には被収容者70人がハンストした。以上の様な事件を踏まえて田中代表らは牛久入管当局と待遇改善策を討議し、一部改善の方向も見えている。品川入管の場合は各人がバラバラに面会しており大きな力とは言えない。

2 件のコメント:

  1. 組織だったボランティア活動は、非常に重要で、大切ですな。
    品川入管にも、組織ができてほしい…。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    「東京入管収容所問題を考える会」というのができたとか噂が出ていますが、まだ実態は知りません。今までは圧倒的にビルマ人難民申請者が多かったのですが、最近は他国でも難民申請者が増えており、共同体制が必要かもしれませんね。(N)

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