2010年12月16日木曜日

(947)珍しいことが続いた水曜日

(2010年12月16日)
  ご承知のように私は毎週水曜日には品川入管に顔を出す。津田沼から品川まではちょっとした遠出であり、82歳老人には適度の運動と刺激になる。何しろ彼女らに会えるのが最大級の喜びであり、エネルギーをいっぱい貰っている。昨日は入管の面会受付でA君とBさんに会ったが、2人とも実に気持ちのいいビルマ人で、しばらく喋った後A君と一緒に面会室へ。6人と会う予定だったが、1人は先週在留資格(日本人配偶者)を貰って出所していた。珍しいことであり嬉しいことだ。残り5人のうち1人は昨日初めて会ったのだが、ビルマ語が喋れないビルマ人、これまた珍しいが日本語が喋れない日本人だっているはずだ。彼女の場合日本語は上手なので面会の際困ることはない。ただこういう人に会うと「国籍」って何だろうとつい考えてしまう。帰途品川駅喫茶店でCさんと落ち合い、仮放免延長の書類を渡した。

6 件のコメント:

  1. なるほど、自国籍語のしゃべれない人もいる筈ですな。余り気にしなかったけど…。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    ビルマの場合は、少数民族がごれぞれ独自の言語を有しており、国語としてのビルマ語を義務教育で教えていますが徹底しません。
    我々だって正しい日本語で話しているのか自信はありませんよね。

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  3. へィちゃんママ2010年12月19日 12:32

    興味深いです。幼いごろから海外で育ったのか、海外で生まれたのかですよね。ミャンマーの旅券を持ってミャンマーの教育を受けたことない人で珍しいものです。小さいごろから日本に来ていてミャンマー語話せるけど読めない人は知っていますが....。私の子供達も大きいくなるとミャンマー人と言いながらミャンマー語分からない人達になるのかなと心配しています。

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  4. ヘイちゃんママさん
    人口の減ってきている日本は、多文化共生時代に入りますが、親の時代はよいとしても子どもや孫の時代は母国の言葉(文化)を知らない人が増えますね。日本の場合、各国の主要都市に日本語(文化)を学べる小学・中学がありますが、在日ビルマ人子弟が学べるビルマ人学校はありませんね。まもなく「ミンガラビルマ語教室」が必要になるかも。(N)

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  5. かつてブラジルやアメリカに移り住んだ人たちの二世、三世は日本語が話せない人がいたとか言いますからねえ…
    状況もあるでしょうが、意識と努力でどうにかなるものですね。

    そういえば以前から、生まれてから一番初めに話せるようになり、もっとも自然に使える言語を「母国語」ではなく「母語」という言葉になったんですよね。

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  6. stさん
    普通の人は意識と努力で話せるようになると思いますが、どのような環境だったのか詳しく聞こうと思っていた矢先に出所してしまいました。彼女の場合、タイ語と日本語は上手なので、普通の人以上に努力家かもしれませんね。(N)

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