2010年12月4日土曜日

(935)「出入国管理(平成22年版)」発行

(2010年12月4日)
  122頁に及ぶ標記の膨大な資料が法務省入国管理局から発表された。そのうち難民認定関係が気になったのですぐ読んだ。データは発表済みのものであったが念のために再録する。21年の難民認定申請者数は1388人(20年に比べて211人減)、申請者の国籍はミャンマー568人、スリランカ234人、トルコ94人、パキスタン92人、インド59人。申請者は、正規在留者が521人、不正規在留者で出頭申請者は317人、収容令書、退去強制令書発布後の申請者は550人、なお申請者の約2割が2回目以上の申請者であった。21年の難民認定処理数は1848人(20年に比べ約2倍)、このうち難民認定者は30人(1.6%)、難民とは認められないが人道配慮による在留特別許可者は501人(27.%)、合計の庇護者は531人(28.7%)。なお、異議申立て者は1156人で、その中の8人が難民と認定された。

2 件のコメント:

  1. 難民認定処理数は確実に増えていますな。
    難民認定、在留特別許可とも、もう少し考慮出来ないのかしら…。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    難民認定処理数は増えていても、肝心の認定数が増えていないので、「難民認定申請中」の人(就労不可)が増え、ややこしい社会になります。ご指摘の通り、認定者が増えることを望みます。(N)

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