2010年12月15日水曜日

(946)スーチーさんの進むべき道

(2010年12月15日)
  スーチーさんがは解放されたときの第一声は「軍政との対話」であったが、軍政側からの反応はまだない。仕方なく軍政の出方を慎重に見極めているようだ。たまたま11月14日の朝日には、元ミャンマー大使であった津守滋氏の投稿が掲載されていた。それによると、スーチー氏は対ビルマ経済制裁の緩和に向けて方針を変える姿勢を示しているが、それは経済制裁が十分な効果を示していない上、民衆の生活に打撃を与えているとの判断があるのではないかとしている。そして来年2月に発足する軍を基盤とした新政府は、スーチー氏を含む反政府派とも協力して国民の窮状を打開すべきであり、日本政府も従来の人道支援に加えて、人材育成やIT分野での協力、あるいはバルーチャン水力発電所の修復など積極的に行う時期に来ていると指摘している(以上概要)。私も人道問題と経済協力の推進には賛成だ。

2 件のコメント:

  1. 日本の得意とする技術協力、経済協力で、軍事政権側に影響力が発揮できるようになれば、大変嬉しいですな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    将来「核」を持つかもしれない「偽の民政政権」に経済援助すべきか難しい問題です。ただアメリカがふらつき、スーチーさんがふらつきだしているので、日本も従前どおり友好国として人道面を強調した経済援助をすべきでしょう。

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