2010年4月5日月曜日

(694)NLDがもし選挙に参加していたら

(2010年4月5日)
  先に(689)でNLDが選挙に参加しなかった場合、NLDは壊滅的な打撃を受けるであろうと論じた。では選挙に参加すると決めたとすると、どうなるのであろうか。スーチー氏は新選挙法によって NLDの活動に参加できず、過去の人となる。現在刑務所に収監されている2100人もの民主化活動家もNLDに関与できない只の人となる。また、立候補したとしても、一人も当選しない最悪の事態も考えられる。現在400人いるといわれているNLD党員も軍や警察はもちろん、JSDA党員に監視され、事実上何もできない筈だし、混乱が生じたらすぐ刑務所行きだろう。国民の間で刺々しい争いも頻発するであろう。軍政側はNLDも参加した開かれた選挙であると胸を張って宣伝するに違いない。頼みの国際社会も内政不干渉という金科玉条の下では手も足も出せない。NLDは選挙に参加してもしなくても壊滅の道しかない。

2 件のコメント:

  1. スーチー氏の苦渋の決断が、後世、大英断であったといわれるのでは…?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    そうですね。たぶんそう言われるでしょう。
    5000万国民の幸せを担った苦汁の決断であり、あと1-2年で彼女の名前は消え去るでしょう。(N)

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