(2010年4月11日)
総選挙に向けて軍政が選挙関連5法を明らかにして新体制へ突き進んでいることを昨日述べた。その進め方はあまりにも過激であり、民主化勢力に有無を言わせぬ傲慢な態度であり、我々の嫌軍政の気持ちをさらに増大させた。一方、軍政はヤンゴンからネピドーへ巨額の国費を注ぎ込んで遷都を行ない、各省庁や国会議事堂、大統領府などの建設を強引に進め7月には完成の予定。また、外国からの客の増加を見込んで、ホテル地区には8つの高級ホテルがオープンし、また5つの大型スーパーが開店する。ネピドーに住むことができるのは、軍人と役人に限られ、スーパーの従業員らは隣町のピンマナから通うことになる。道路工事をしていた20歳の男性の日当は日本円で220円だ。国民の多くは仕事がなく貧しい生活をしているが、それに引き換え莫大な国家予算を遷都に投ずる軍政、国民は幸せなのかしら。
国際情勢は、どうも総選挙の結果待ちの様子。この際、ビルマ国民には「清き一票」を投じるよう期待したいですな。
返信削除K.A.
k.a.さん
返信削除清き一票の定義が難しいですね。
国民の多くは軍事政権に洗脳されており、
軍事政権側の圧勝に終わることは目に見えています。
あるいはこういう形で世界のバランスが取れているのかもしれませんね。(N)