2010年4月4日日曜日

(693)朝日新聞の社説に思う

(2010年4月4日)
  今日の朝日にビルマ関連の社説が載っていた。見出しは「ミャンマー 茶番選挙は許されない」。10月頃と見られる総選挙に最大野党の国民民主連盟( NLD)が参加しない方針を決めたが、その一番の理由はスーチー氏が選挙に参加できないことだ。5月初めまでに名ばかりの野党を含む親軍政党を多く作り、10月の総選挙で圧勝する。こんなシナリオを描いているに違いないが、こんなのは茶番に過ぎない。国会の両院では四分の一は軍人で占められ、大統領になれるのは事実上軍経験者に限られる。NLDは今後の戦略を立て直し、国際社会からの働きかけも大切、特に中国は軍政の延命に手を貸すべきではない。鳩山政権は中国やアセアンとの協議を深めるなど踏み込んだ対応が必要。茶番の総選挙は自由を奪われている5千万の国民にとって余りにも過酷だ。以上、この社説が茶番ではないことを祈る。

4 件のコメント:

  1. 朝日新聞の社説は、なかなか立派ですな。
    鳩山政権が中国やアセアンと協議し、軍政側に圧力をかけることができればいいのだけど…?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    日本がますます小さくなってきましたね。世界各国と話し合える外交力なんて無くなってしまったよう。(N)

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  3. 私は、今の方がビルマ人にとっては幸せだと思う。
    民主政が始まると欧米の介入が激しくなり国民は苦しむだろう。
    自由や民主や平等が幸福に直結していると考えるのは、欧米人が留学生に処置した洗脳による錯覚だ。
    現実は、そうなっていない。
    ほんとうにそうなのか?疑ってみた方がいい

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  4. 匿名さん
    そのような少数意見があることは承知してます。しかし国境のタイ側にいる十数万人のビルマ難民や、日本に押し寄せる多くの難民申請者の存在を考えれば、軍政に不満を抱くビルマ人が多いのも事実です。
    今後ともよろしく。 (N)

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