2009年12月29日火曜日

(597)ERIKO SCHOOL

(2009年12月29日)
  27日の読売朝刊(地方版)に「記者ノート2009」という欄があり、「娘の名 異国の学校に」というタイトルがあった。恵里子さんという日立製作所勤務の英語堪能な女性が南米ボリビアで事故死したが、その父親が思いを綴った本を紹介した記事だ。5年前に父親と恵理子さんがビルマを訪問、泊まったホテルの経営者アンさんと意気投合し、さらに2年前に今度は両親だけでこのホテルを訪問、アンさんから近所の小学校取り壊しの話を聞き、新しい小学校建設の資金をアンさんに託した。その後恵理子さんの悲報を聞いたアンさんから「小学校に恵理子さんの名前をつけたい」と申し出があり、父親は3たびビルマを訪問、他の宿泊客の援助も得て完成した木造校舎に「ERIKO SCHOOL」の名前を見た。父親は、「恵理子の名前を冠した学校ができる、そのことが心の傷を癒してくれた」と著書に記していた。いい話だ。

2 件のコメント:

  1. 心暖まる、大変いいニュースですな。
    「ERIKO SCHOOL」の名が、
    関係者の努力で末長く続きますように!
    K.A.

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  2. k.a.さん
    日本人とビルマ人の心温まる話ですよね。
    「ビルマ最前線」の壮絶な記事を読んだあとだけに、ホッとします。(N)

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