(2009年12月27日)
昨日に続ききょうもビルマ関連の本を読んだ。昨日のは心温まる民話であったが、きょう読んでいるのは副題にもあるような悲惨な物語である。題名は「ビルマ最前線」、副題が「白骨街道生死の境」。著者は小田敦巳氏、光人社発行、発行日はなんと2010年1月20日(まだこれからだ)、定価760円。1943年9月に兵(つわもの)兵団の2等兵としてラングーンに上陸、1945年8月下旬終戦を知り、以後英印軍の俘虜となり1947年7月帰国、復員。その間イラワジ河渡河、ブローム街道突破、ペグー山系、マンダレー街道突破、シッタン河渡河など、敵弾、飢餓、雨、屍・・・・。想像を絶する敗残兵の姿を赤裸々に描いた鎮魂の戦記だ。20代の若者が祖国の繁栄と家族の平安を願い、無念の思いを残し散っていった白骨は朽ち果て、今も灼熱の太陽と風雨に曝されている。ビルマを語る原点がこの戦記にある(続く)。
全く悲惨な戦争でしたな。幾多の貴い犠牲によって、今日の日本があるということを肝に銘じなければいけません。本当に…。
返信削除でも世代の違う人々には無理かな?
K.A.
k.a.さん
返信削除日本のため、家族のために身を犠牲にした兵士らの思いを、もっともっと後世に伝えなければなりませんね。(N)