2009年12月22日火曜日

(590)クビを長くして待っていた「仮放免」

(2009年12月22日)
  私は朝7時に起きてからずっとケイタイを握っていた。習慣にしている朝風呂の際は浴室のドアのノブにぶら下げ、10時からの病院での定期健診のときも電源を切断することなくそのまま診察室に入った。昼食の際も茶碗の横に置いておいた。もしきょう入管から電話が入らないと、私が保証人をしている2人のビルマ人女性の仮放免が正月を越すことになる。2人とも収容されてから既に4ヶ月と2週間を寂しく過ごしており、通常ならば出所可能な時期だ。入管はいったい何を考えているのか、いらいらしてくる。保証人である私の言動に何か問題があったのかしら・・・・。とそのときケイタイのベルが鳴り、入管の担当官からの聞きなれた声が飛び込んできた。「明後日24日の1時15分に2人の仮放免があるので来てくれ」とのこと。24日といえばクリスマスイブだ。早速2人のご家族に電話すると、共に声を弾ませ喜んでいた。

2 件のコメント:

  1. 良かったですな。最高の喜び!!
    待った甲斐がありましたな。
    でも、これからも忍耐力が必要かも…?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    多くの人が収容4ヶ月の間に仕事を失い、仕事探しから始めます。そして在日反軍政団体に入会し、集会やデモに参加せねばならず、仮放免後は結構大変です。(N)

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