(2009年12月26日)
今私は「ヤンゴン河の虹(ミャンマー民話集)」を読んでいる。原作者はマウン・フティン・アウン氏で翻訳者が野口栄一郎氏、2003年12月、文芸社より発行、定価1000円、野口氏は98年にヤンゴンに滞在し、WIN日本語学校で日本文化とビジネス日本語コースを担当していた。彼のあとがきによれば、ミャンマーの民話を探しに古本屋を訪れ、たまたま50年以上前に偉い学者が英文で書いたこの原作を購入し、少しずつ訳したとある。内容は11編に分かれ、どれも簡潔な楽しくなる民話ばかり、そして、ミャンマーの民話らしく、王子様や王女様はもちろんのこと、ワニやトラがたくさん出てくる。どれも短い話なのだが、悲しい運命の恋物語から心温まるものまで、ミャンマーの市民に伝わる民話の数々、どんでん返しの結末も楽しい。翻訳者はこのほかにも「ヤンゴン日記」を99年に出版しており、いずれまた紹介しよう。
読んで楽しくなる本ですな。
返信削除情操教育の一環として、日本の少年少女にも読んで欲しい…。
K.A.
k.a.さん
返信削除原作が良いのか、翻訳が上手なのか、この11作品はどれもすんなり頭に入ります。
もちろん日本の少年少女にも勧められます。(N)
さて、こういうお話って、日本に住んでいるミャンマー人の子女にもよみ聞かせられたりするんでしょうか。
返信削除在日ミャンマー人家庭の子女教育について、母語や母文化のしつけや教育はどのようにされているのか…知りたいものです。
誰か学生さんか研究者さんが、しらべてくれないかなあ!
stさん
返信削除そうですね、私も折に触れてお子さんのいるビルマ人に聞いてみましょう。
でも、このような民話を子供に伝えるには、ご両親とお子さんの間に言葉(日本語とビルマ語)のギャップがあって、伝えにくいかもしれませんね。お子さんは日本語しか理解できないので、ご両親が日本語に上達しないと・・・・(N)
アマゾンえ立ち読み(ネット読み)してきました^^
返信削除大人が読んでも面白いお話ですね
第一話の焼かれているお姫様から
王子様が生まれて来るっていうのは
かなりショッキングですが(笑)
子供に是非読ませようと思います
戦車ツマさん
返信削除そうですね。ご両親のうち片方が日本人ですと、こういう民話もお子さんに伝えられますね。
ところでアマゾンで立ち読みができるんですか? 私なんかどんどん時代に後れてしまいます。どうしよう。(N)