2009年12月18日金曜日

(586)軍政下のビルマを記録する写真家

(2009年12月18日)
  今朝の朝日朝刊に軍政下のビルマを記録するフォトジャーナリスト 宇田有三さん(46)の紹介記事が掲載されていた。彼の名前はしばしば耳にするが、彼自身の顔写真を見るのはこの新聞写真が初めて。彼は撮影した8万枚の写真を整理して「閉ざされた国ビルマ」(高文研)の出版の準備を進めている。彼の写真集が我が書棚にあるかなと思ったが見当たらなかった。ビルマ関係で有名な写真家としてもう一人山本宗補氏がいるが、彼は宇田氏と同じく反軍事政権の立場で活躍中だ。私の手元には、山本氏の写真集「ビルマの子供たち」があり、今その本を眺めている。主題が子供たちであるが、「あどけない」とか「かわいい」という形容詞よりも、「貧しいがたくましい」といったイメージが強い。また賛美歌を歌う子供、モスクの子供も紹介されており、とても参考になった。この写真集は2003年第三書房発行、2千円。

2 件のコメント:

  1. 「禍を転じて福となす」!
    軍事政権の逆境下でたくましく育った子供達が、ビルマの未来を明るくするのでは?!
    K.A.

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  2. k.a.さん
    そうあって欲しいけど軍政下の教育は廃頽しており、みながビルマ式軍国主義に凝り固まる恐れがあります。北朝鮮のように、そしてかつての日本のように。(N)

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