(2009年10月26日)
昨日に続きシュエゴンダイン声明について感想を述べる。NLDの軍政に対する要求は従前のものと変わっていない。例えば、政治囚の解放、08年憲法の再検討、自由な組織活動、90年の選挙結果の承認、対話活動の推進、自由公正な総選挙など、いずれも正しい主張だ。従来の主張に比べ、唯一の違いは上記の要求が通れば選挙に参加してもよいという箇所だ。しかし、これらの要求を軍政側が飲むとは到底考えられない。しかしもう一つ変わった点がある。アメリカのオバマ政権の対ビルマ政策の変更である。すなわち、北朝鮮による核移転問題も頭に入れて今までの北風政策から太陽政策に切り替えたことだ。最近のニュースによれば、アメリカ国務省のキャンベル次官補らが軍政側と2回目の高官級の直接対話に臨むという。NLDは米国の動きを注視しつつ、主張すべきところは大いに主張したらいいと思う。
米国の政策変更の影響で、事態が幾らかでも好転して欲しいですな。
返信削除K.A.
k.a.さん
返信削除ビルマ本国のNLDの決意を日本を始め各国に浸透させるための声明と思いますが、この声明では軍政は動かないでしょう。
NLDはどの程度譲歩する覚悟があるのか、準備を早急に進めるべきでしょう。(N)