2009年10月19日月曜日

(526)「JURIST」を読んでみました②

(2009年10月19日)
  昨日に引き続き「改正入管法・住基法と外国人政策の展望」について気がついた点をまとめる。私はこの2法、特に住基法についてかねてから不満を持っていた。住民である外国人を追い出すことに力を入れ、共生の精神が見られなかったからだ。いままで投票を続けてきた自民党に決別した原因でもある。井口教授は「外国人の公正な管理だけでは不十分であり、自治体レベルの取り組みを基盤とし、外国人の『権利の尊重と義務の遂行』を真剣に追及する制度的インフラ整備が必要である」とし、さらに「国の出入国管理政策と並んで、市町村レベルにおける外国人政策の推進を法令上も明確にし、自治体の情報、権限及び財源を強化しつつ同時に国との効果的な協力関係を作り出すことは、政権交代後の外国人政策改革の重大な課題といえよう」、「日本語学習機会を保障する問題は政府全体で取り組むように」と。

2 件のコメント:

  1. 全くの卓見ですな。
    新政権に大いに期待しましょう!
    K.A.

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  2. k.a.さん
    世間の関心は改正入管法に向いていますが、私は住基法の方が大切と思ってました。民主党は「多文化共生」問題を進めてくれると思います。(N)

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