(2009年10月18日)
図書館で「JURIST」1386号(2009年10月1日号)を借りてきた。この雑誌は実用法律雑誌であり、難解な法律の解説で全頁埋め尽くされている。その中の「改正入管法・住基法と外国人政策の展望」(関西学院大学教授・井口泰氏)を読んだ。この2つの法律を改正するに至った背後事情が親切に説明されており、法律門外漢の私でも「なるほど」と頷くところが多かった。現在難民申請中で在留資格のない外国人に対する処遇についても、われわれBRSAですら抗議の要望書を出したぐらいに杜撰であり、井口氏は「不法滞在者が自治体から最小限の行政サービスが享受できるという面も、もっと考慮すべきであった。この点に関し、政府内部の検討はとても不十分なものであったので、衆議院の与野党合意で修正を加えられることになる」とこき下ろした。私は修正後の内容を知りたかったがその解説は無い。(続く)
なかなかの勉強家ですな。続編を期待!
返信削除ところで、昨日の日経(2009.10.18;p.34)
に、「難民申請審査参与員を増員-迅速認定へ法務省」という、ちょっとした記事があり、ミャンマーからの出国者の急増に対応するため…との内容なので、ご参考まで。
K.A.
k.a.さん
返信削除「JURIST」は息子さんの愛読書でしょうね。こんなに難解な文章を毎日読むなんて、感服しますよ。
日経の記事の件知りませんでした。ありがとうございました。早速調べてみましょう。(N)