2009年10月6日火曜日

(513)米国の政策転換でも ムリ

(2009年10月6日)
  10月5日の朝日社説にミャンマー問題が取り上げられ、その表題は「米国の転換を突破口に」というもの。概要は以下の通り。「オバマ政権が対ビルマ基本政策を転換し、近く軍事政権との直接対話に乗り出す。米国は21年前から厳しい制裁を続け、民主化を迫ってきたが、軍の独裁体制はむしろ強まっている。今年北朝鮮の協力で核関連施設の建設疑惑が浮上したが、軍事政権が核開発に手を染めれば米国のアジア政策は根底から覆る。一方テインセイン首相は国連で経済制裁の全面解除を求め、軍主導で総選挙を行う意思を示したが選挙にスーチー氏を含むNLDの参加を保証する必要がある。日本政府は新規援助を原則凍結する一方で、翼賛組織のトップを招いた。米国の転換を好機に軍政に変化を促す外交を強めたい」という。軍政はしたたかだ。民主化に転換させるには膨大な経済援助が必要なのでは?

2 件のコメント:

  1. なかなか好転の兆候が見えなくて、スーチーさんたちの心労は、たい変なものでしょうな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    「米国の転換を突破口に」と謳っても、勝負はなんとなくわかっている。北朝鮮の生き方を見ていると軍政の強さがよく理解できる。スーチーさんはたぶんここまでではないだろうか?(N)

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