(2009年10月30日)
最近相次いで2冊のビルマ関連の書籍が連合出版から発行された。1冊は「東洋の真珠ヤンゴン」、桑野淳一著、2009年9月9日発行。他の一冊が、「ビルマ万華鏡」 土橋泰子著、2009年9月5日発行、共に2200円。まず「東洋の真珠」であるが、著者は広く海外の紀行書を著しており、本書は数度の渡緬を経てヤンゴンの街をくまなく歩き、古き著名な建造物をその歴史とともに紹介し、現在の目線で書いている。私は過去4回ヤンゴンを訪問したが、いずれも2-3日の滞在に過ぎず、本書に出てくる建造物はほとんど知らなかったので今回参考になった。それよりも歴史書としてヤンゴンを眺めることができ面白かった。特にモン族とビルマ族の争い、3度の英緬戦争、英国統治下のヤンゴン、イギリスの爪あとなどワクワクしながら読んだ。ヤンゴン大好き人間にお勧めしたい。なお「ビルマ万華鏡」は後日紹介予定。
なるほど、面白そうな書物ですな。
返信削除特に歴史回顧については、興味深々。
K.A.
k.a.さん
返信削除東洋の真珠ヤンゴンがいまや最貧国の最大都市に落ちてしまい、劣悪な政治の結果が見えてきますね。
ただ、この書籍が歴史回顧と現在の紀行文を両立させながら紹介しているのは注目していいと思います。(N)