2009年10月22日木曜日

(529)参与員を増員して難民審査を迅速に

(2009年10月22日)
  先日の日経によれば法務省は難民不認定に対する異議申し立ての審査期間を短縮するため、第3者として法相に意見を述べる学識経験者ら「難民審査参与員」を、年内にも現在の28人から、倍増も視野に入れて大幅に増員する方向で調整に入った。難民認定申請者は、政情不安の続くミャンマーから出国した人の申請が急増し1998年に133人だったのが2008年には1599人と10倍以上に。審査態勢が追いつかず、申請から異議審査の結果が出るまで平均2年以上かかっている。申請者は労働を許可されず生活に困窮するケースが目立つため、審査の迅速化が課題となっていた。民主党は衆院選直前にまとめた09年政策集で難民支援を重視している。私は多くの難民申請者と接しているが、長期間働くことができずにどうやって生きて行けというのか、彼らの不信感はつのっている。これって人権問題だよ。

2 件のコメント:

  1. 全く、審査の迅速化、難民支援の重視等は、早急に実現して欲しいですな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    この欄はk.a.さんのご連絡で見つけたもの、ありがとうございました。
    難民事業本部(外務省の外郭)による支援金の停滞といい、今回の参与員の増員といい、いずれもビルマ人難民数の読み違いから端を発したもの。民主党よ頑張れ! (N)

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