2016年9月20日火曜日

(3059)スーチー氏との交渉、その舞台裏

 9月17日の朝日新聞デジタルより。07年10月、軍政トップのタンシュエは、アウンチー少将(労働副大臣)をスーチー氏との対話担当に命じた。それを受けてアウンチーは9回スーチーと会談した。当時の印象を聞くと、アウンチーは「タンシュエとスーチーを直接会わせたかったが、自分は両者の連絡係に過ぎなかった」。しかし軍政時代の対話は無駄には終わらなかった。テインセイン大統領時代にも、欧米からの経済制裁の緩和について、スーチーと話すように大統領から依頼された。その後2度目の会談で、スーチーは「国の発展のために政府に協力したい」と発言、そこから話が一挙に進んだ。そして、この一週間後にスーチー・テインセイン会談が実現した。アウンチーのように軍政の側にいながら、国を変えたいと考えた人たちがいたことも事実だ。

2 件のコメント:

  1. スーチーさん、実力は勿論、幸運にも恵まれていますな。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    そうですね。今まではスーチーさん側からの情報が多かったが、今回のは軍政側からのもの。テインセイン時代に両者の意見が一致して、どんどん話が進んだようです。ただアウンチーはその後テインセインと意見を異にしたため、今は活躍していないみたいです。

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