2016年9月10日土曜日

(3049)ミャンマーに1250億円⇒ホームドア予算の50倍 途上国支援桁違い

 9月9日の東京新聞より。政府は国内の鉄道事業者によるホームドア設置を補助する予算を22億円増額する。一方、安倍首相は8日までの外遊で、ミャンマーへ1250億円(貧困対策、農村開発など)、フィリピンへ164億円(大型巡視船供与)、ベトナムへ228億円(気候変動対策など)と発表。国内でのホームドア設置補助は税金や国債で集めたお金で、国会の議決が必要な一般会計から支出される。これに対し、東南アジアへの支援は、政府開発援助(ODA)の円借款を充てる。円借款はお金を貸し付ける制度で、一般会計のお金はほとんど使われない。円借款の財源の95%は、貸し付けを行う独立行政法人JICAの自己資金と特別会計からの借り入れで賄う。円借款は「外交のカード」という性格もあるが、財源の大半は国会のチェックが働きにくい。

2 件のコメント:

  1. ODAの円借款についての解説、よく理解できて感謝!
    K.A.

    返信削除
  2. K.A.さん
    こういう視点ではあまり見てこなかったので、このような論説は確かに助かる。ところでODAはいくら持っているのだろう?  貸したお金はいくらぐらい戻ってきているのかしら?

    返信削除