2016年9月12日月曜日

(3051)ミャンマー悩ます密輸品 税逃れ横行、健全市場遠く

 9月8日の日経新聞より。ミャンマーの飲料大手IBTCグループのアウン会長は次のように話す。昨年オランダ・ハイネケンとビールの合弁生産を始め、年内の工場拡張を予定するなど順調だが、悩みの種はタイなど隣国からの密輸ビールの安売りだ。タイや中国など5か国と接し、延べ6千キロの長い陸上国境を持つミャンマー。軍政時代から、ルーズな国境管理と、賄賂と引き換えに違法行為をお目こぼしにする腐敗官僚の存在が密輸の横行を許してきた。タイとの国境貿易の拠点であるミャワディ―、連日タイの缶ビールが小舟で運ばれてくる。60%の商業税が支払われず、密輸ビールの小売価格は約50円と正規品の半分だ。同社は、キリンなどとも連携して新政権に対策を陳情する。一方で、密輸は少数民族武装勢力の資金源であり根絶は困難。

2 件のコメント:

  1. 中々、大変な課題ですな。一朝一夕という訳にはいかないけど、何れ解決しなければ…。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    諸悪の根源は「貧困」。時間がかかってもまず「貧困」対策だと思う。敗戦後の日本は素晴らしい実績を残した。

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