2016年9月13日火曜日

(3052)新政権 少数民族との対話難航 モザイク国家に内戦長期化の重荷①

 9月12日の日経電子版より。スーチー氏率いる新政権と少数民族武装勢力との政治対話が始まった。スーチー氏が特に重視する全土和平だが、対応に不満を持った中国系少数民族が途中退席したほか、資源権益などを巡る民族間の溝も浮き彫りになるなど波乱続き。130以上の民族がひしめくモザイク国家、ミャンマーのかじ取りの難しさを再認識させる船出となった。5日間の日程で幕を開けた「21世紀のパンロン会議」。テインセイン政権時代の2015年10月、8勢力との停戦にこぎつけたが、なお10勢力以上とは未停戦だ。会議の冒頭、スーチー氏は、内戦の終結が最優先事項であるとの考えを明らかにした。その視線からは亡父の意思を引き継ごうという強い意欲が現れていた。だがワ州連合軍(UWSA)退席問題で祝祭ムードは吹き飛んだ。

2 件のコメント:

  1. なるほど、モザイク国家ですか。非常に大変なこととは理解できるが、スーチーさんに大いに期待!
    K.A.

    返信削除
  2. K.A.さん
    モザイク国家であるから、「ミャンマー合衆国」は壊れやすい。いままでは、軍の力でビルマ族が牛耳っていたが、今後はスーチーさんが、全軍の上に立てるかが問題、私は難しいと思うが。

    返信削除