2016年9月16日金曜日

(3055)ミャンマー・中国国境沸く 戦時中の輸送拠点・ムセ

 9月14日の日経より。副題に「開発加速、貿易の要衝に」。シャン州北部の中心都市ラショーから険しい山道を走ること4時間、眼下に突如高層ビルの街ムセの市街地が出現。ここでは地方政府と地場企業が共同開発した商業エリアが来年開業する。中国側の雲南省瑞麗でも、年産15万台の完成車工場の建設を始めた。日中戦争時の援蒋ルートの要衝が、新たな国境貿易の場として活況を見せ始めている。15年度のムセ経由の貿易額は5400億円、ミャンマーの国境貿易の7・8割はムセ経由だ。さらに地域発の有力建設企業がムセに本社を構えた。またチャオピューからの原油パイプラインの中継地としても重要である。スーチー氏は中国重視の姿勢を再び強めており、援蒋ルートの要衝ムセは、70年経ってミャンマー経済の新たな軸になりそうだ。

2 件のコメント:

  1. ムセは援蒋ルートの要衝でしたか。援蒋ルートとは、あまり思い出したくないですな。
    K.A.

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  2. K,A.さん
    中國発展の現況を語るにふさわしいニュースですね。この記事の最期の方で「ムセ」と書くべきところを「ムサ」と記載されていたので、日経新聞社に忠告、ギャフンと言ってました。

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