2015年7月9日木曜日
(2615)@シットウエー 安住求めるロヒンギャ族②
昨日に続く。密航を手引きしているのが関係各国の治安当局者も絡む国際的な人身取引組織だ。タイ警察は陸軍中将や警察官を逮捕している。ミャンマー政府は「難民問題でなく、国をまたぐ人身取引の問題だ」と主張している。シットウエーでは、ラカイン族には避難民用の住宅が建てられたが、ロヒンギャ居住区では警察や軍が駐屯するゲートが設けられ、許可がなければ外に出られない。外国に行くには密航しかない。ミャンマー政府の国籍付与の条件は、1948年の独立以前から領内にいて、ロヒンギャ族でなくベンガル族と認めること。ロヒンギャの男性は「政府は私たちをバングラデシュ人と主張するが、言葉が全然違い、ロンジーの履き方も違う、別の民族だ」と主張。国籍の問題が解決されなければ差別は無くならないがそれも容易ではない。
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当事者に取っては、大へんな問題。
返信削除マスコミで取り上げるには、格好のテーマですな。
K.A.
K.A.さん
返信削除いま「経済特区」という概念が言いふらされているが、ミャンマーとバングラデシュの国境地帯に、「人権特区」なる概念を打ち出したらどうかしら?
「人権特区」とは、ユニークで素晴らしい。
返信削除NLDが圧勝し、スーチーさんが実権を得た場合、考慮されますように…。
K.A.
K.A.さん
返信削除同感です。