2015年7月8日水曜日

(2614)@シットウエー 安住求めるロヒンギャ族①

  7月7日の朝日電子版(特派員リポート)より。ロヒンギャ族のママドヌさんが難民キャンプを出て行ったのは昨年10月、同じ民族のブローカーに「マレーシアに送ってやる」と誘われた。キャンプ生活が2年以上続き、仕事もなかった。キャンプではコメや豆の配給はあるが、肉や野菜は自費だ。農繁期に日雇いとして働いても1日80円しかもらえない。友人たちはトラブルの多いマレーシア行きを懸念したが、彼は旅立った。しばらくして彼から「タイにいる。マレーシア行きに18万円必要」との電話がかかってきた。母親は「何とかする」と答えたが無理な金額だ。5か月後連絡が途絶えた。マレーシアに入った地点で多くの墓を発見、タイ警察が動き出したため、ロヒンギャたちは船で漂流し出した。3年で計16万人、ロヒンギャ人とバングラデシュ人が半々だという。

2 件のコメント:

  1. 何とも悲惨な話し。涙がこぼれますな。世上の同情が得られることでしょう。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    彼らを救えるのは「イスラム」教徒しかいないと思う。ロヒンギャ問題に「イスラム教徒側の意見」は聞こえてこない。内政不干渉という古い枠を破って、世界のイスラム教徒が発言する時期であろう。

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