2015年7月7日火曜日

(2613)アセアンが「ロヒンギャ問題」で緊急会議:人道支援の基金設立へ

  7月6日のミャンマーニュースより。アセアン加盟10カ国が7月2日、マレーシア・クアラルンプールで「ロヒンギャ」らの漂流や人身売買問題を協議するため、緊急閣僚会議を開催。行き場を失ったロヒンギャを支援する救済基金を設立することで同意し、相互の法的支援を提供する。各国の基金拠出額は10万米ドル、シンガポールは20万米ドルを提供する。なおこの会議には、米国務省や国連難民機関の職員も出席。ロヒンギャは5月以降集団墓地が発見されたり、数万人がボートで周辺国に漂流して国際問題となっている。マレーシア内務大臣は「ミャンマーだけを名指しするのは不公平」、「ロヒンギャ問題はミャンマーの国内問題」と強調。シンガポールの副大臣は、「アセアン全体で対応する」と述べ、人権問題への真摯な対応姿勢を地域外に示した。

2 件のコメント:

  1. アセアンが緊急会議を開催、基金設立したことは、一応、評価できますな。更なる対策を期待…。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    そうですね。ただアセアンだと宗教的にバラバラになるので、イスラム教信奉国という括りで基金を集めるのも一法だと思う。

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