2015年7月22日水曜日

(2628)ミャンマー難民 ためらう帰還、タイ北西部流入30年、

  7月22日の朝日新聞より。副見出しは「停戦後もなお11万人」、「見えぬ働き口・地元も定住に抵抗感」と続く。タイ北西部に暮らすミャンマー難民の帰還が進んでいない。ミャンマー側では政府軍と少数民族武装勢力の停戦が実現し、受け入れ準備も進むが、農民たちは「帰りたくない」という。難民キャンプができて30年余の間に、積み重なった様々な要因が背景にある。メラマルアン難民キャンプは陸の孤島だ。一帯の9つのキャンプを合せると約11万人がとどまっている。Mさんの妹と弟は第三国定住で米国に移り住んだが、本人はキャンプから出るすべはない。9つのキャンプの総人口は3年前から2万5千人減っただけだ。住民の9割はミャンマーに帰りたくないという。難民キャンプの代表は「まだ帰還の時ではない」と強制送還を警戒している。

2 件のコメント:

  1. 中々大きなキャンプで、恵まれている感じ…。難民キャンプ代表の考え方、なんとなく理解できますな。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    キャンプでの生活は、タイ政府や各国のNGOの努力で大幅に改善され、学校もあり楽しい集落と化しています。それに甘える現地人もいるようですが、ミャンマーに戻っての辛い生活を考えると・・・。

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