2015年7月16日木曜日

(2622)ロヒンギャ支援 残念なアジア、そして日本

  7月16日の朝日新聞(ザ・コラム欄)より。ハルンさんはブローカーに金を払い3月25日にラカイン州から小舟に乗った。乗り換えた大型船にはロヒンギャとバングラデシュからの密航者約900人が乗っていた。飲料水を巡って両者が争い50人が殴り殺された。なぜ命がけで逃げるのか。ハルンさんは「ラカインでは人間扱いされず、軍や警察にいじめ抜かれる」と訴えた。残念なのはミャンマー軍事政権に抵抗した民主活動家のほとんどが、ことロヒンギャに関しては軍や政府と同じ主張をすることだ。現に苦境にある人びとへの情や配慮は感じられない。スーチー氏も発言しない。地域が生み出す難民を受け入れて「大国」の気概を示す政府もない。そのアジアに日本もいる。政府はロヒンギャ支援に350万㌦拠出すると言うが難民認定には消極的で残念。

2 件のコメント:

  1. 誠に残念。
    でも、総選挙でNLDが圧勝すれば好転するのでは…と期待。

    K.A.

    返信削除
  2. K.A.さん
    仮にNLDが圧勝しても好転はしないでしょう。反軍事政権グループもこの件に関しては軍事政権同様反ロヒンギャ思想にかぶれています。このためスーチーさんも発言できない状況です。なお、日本も「1年間だけ〇〇人以下なら在留を許可する」とは言わないはず。

    返信削除