2015年6月24日水曜日

(2600)(地球を食べる)日本人になじみの食材

  6月18日の朝日電子版より。ミャンマー最北カチン州の州都ミッチーナを訪れた時、カウンイェ―と呼ばれる地酒をいただいた。グラスに継がれた液体は少し濁りがあり、底の方には黒米のかすが沈殿していた。同州を中心に暮らす少数民族カチン族の伝統的な酒だ。カウンイェ―はビルマ語であり、カチン語ではサクという。味だけでなく名前まで似ているので思わず「日本ではサケと呼びます」と伝えた。ヤンゴンでもカチン料理店が増えており、評判の高い「ジンボーミェー」を訪ねた。店主が自家製のカウンイェ―を出してくれた。もち米に酵母を入れて3日~7日間発酵させる。透明な上澄みがサクで、沈殿してる方がサピだ。サケの他ノプー(納豆)もある。見た目も味もまぎれなく納豆だ。カチン料理がミャンマー料理と違うのは油をほとんど使わない点だ。

2 件のコメント:

  1. 日本人の先祖は、カチン族となんらの繋がりがあるのかしら?

    K.A.

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  2. K.A.さん
    アジア人という以外、直接の関係はないでしょう。もっとも日本人の中には、すぐ「カチン」とくる人物が大勢いますが。

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