2015年6月7日日曜日

(2582)元慰安婦の記憶今こそ世に問う

  6月4日の朝日夕刊より。副題は「20年前取材、映画化・出版の動き」。韓国人元慰安婦から体験を聞き取った内容を、約20年ぶりに映画や本にする動きが相次いでいる。(注:今回はその中の出版の動きについて記す)。福岡市のフリーライター森川万智子さん(68)は「文玉珠(ムンオクチュ)、ビルマ戦線楯師団の『慰安婦』だった私」(梨の木舎)。慰安婦だったと1991年に名乗り出て、96年に72歳でなくなった文さんの半世紀を4月に改めて出版。96年に出版した本に56頁加筆した「増補版」だ。文さんは軍の食堂で働くと聞かされながら、慰安所に連れてこられ、毎日20~30人の相手をさせられた。森川さんは文さんがいたミャンマーやタイで追跡取材し、文さんの証言のほとんどを確認した。森川さんは「女性たちが生きた姿を世に問いたい」と語る。

2 件のコメント:

  1. 文さんの証言は正しいでしょう。こういう事例を集めることは意義深いですな。

    K.A,

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  2. K.A.さん
    事例を集めることは必要ですが、日本の政府機関による強制連行などは無いと日本政府が再三発表している立場上、証言の信ぴょう性を慎重に検討する必要があると思います。私が読んだ書籍の範囲内では、日本政府による強制連行の話題は皆無ですが。

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