2015年5月22日金曜日

(2566)日本に生まれ「無国籍」 旅券取れず海外渡航で苦労

  関西学院大4年のテュアン・シャンカイさん(21)は、ミャンマー難民2世だ。両親は1991年迫害を恐れ観光ビザで空路日本に入国、難民申請の方法が分からずオーバーステイに、不法滞在の状態だった93年に生まれた。2006年に在留特別許可を受け不法状態から脱した。シャン・カイさんの在留カードには「ミャンマー」と書いてあるが、母国はミャンマー国民と認めていない。法務省がまとめた14年12月の在留外国人統計には「無国籍」は598人いるが、シャンカイさんは含まれていない。事実上の実数はわからないが「万単位」と言われている。家族で韓国旅行を実施した時、許可を得るのに大変苦労した。苦学を重ね大学には難民対象の推薦入学制度で入学、就職活動も不安だったがIT企業に無事内定した。今後日本国籍を取る道も開けた。

2 件のコメント:

  1. シャンカイさんは希望の星ですな。
    これからも、こうゆう例が段々と増えますように…。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    シャンカイさんも立派ですが、私は日本に確か明治、青山、関西学院の3大学で6人の、難民対象の大学推薦入学制度があることが誇らしいです。いままではミャンマー人が多かったようです。

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