2011年10月7日金曜日

(1242)入国者収容所等視察委員会の活動内容

  今まで知りたかった標記内容が、やっと報じられるようになった。5月25日の同委員会(東日本地区)から出された意見書に対する入管側の回答である。意見書と回答書は、札幌、仙台、東日本、東京、横浜、成田、羽田の7箇所から得られている。意見書は、①処遇担当職員の適正な配置等②開放処遇の検討、③収容者の不安への対策、④強制送還の際の危害の防止策、⑤診察所への不満の改善、⑥診断書の交付、⑦開放時間外の電話使用 ⑧収容者からの不服の申し出への対応、⑨面会時に乳幼児を抱ける方策、⑩運動場での安全性の確保、⑪歯科医師による診療、⑫その他。それぞれについて回答書もつけられており、改善されてるところもいくつか見られる。まあまあの成果とは思えるが、私が面会してみて最多の苦情は長期間収容の問題、これは人権問題であり、同時に①の解決策でもある。

2 件のコメント:

  1. 段々と改善されている様子なので一安心。
    でも、肝心の「長期間収容問題」についての意見書は提出なかったのかな?
    K.A.

    返信削除
  2. k.a.さん
    長期間収容問題の苦しみは、多くの収容者が抱いており、視察委員会側が知らぬはずがありません。入管側が、あえてこの問題を除外したとしか思えません。引き続き確認します。(N)

    返信削除