2011年10月1日土曜日

(1236)ミッソンダム 工事凍結 改革アピール

  私はいま「みんがらネットワーク35号」の表紙を見つめている。後藤修身氏が12年前に撮影したカチン州ミッソン地区のエヤワディ川源流のきれいな風景である。同氏が懸念してるように、ここに大きな発電用ダムができ、この美しいミッソン地区はダム湖の底に沈んでしまう。しかもここで発電した電力の大部分は中国で使われてしまうという。私もこの懸念を、(1228)、(1233)で取り上げた。しかし、今朝(10月1日)の朝日新聞を見て、びっくりした。信じられないような見出しが目に飛び込んできた。「環境破壊、人権侵害批判のダム、ミャンマー工事凍結」。テインセイン大統領は、自分の任期の5年間は工事を凍結するよう指示したという。DVBは「大規模なデモが起こる可能性もあった。中国が作るダムにNOと言えることを国民に示したかったのだろう」と話す。ミャンマーの民主化はどこかの国より進んでるかも。

2 件のコメント:

  1. 想定外の朗報かも…。
    5年先はわからないが、取り敢えず安心…。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    想定外の朗報です。今後、中国側との契約違反でもめることも予期しての決断でしょう。ところで八っ場(バンバ)ダムはどうなりますかね。(N)

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