2011年10月8日土曜日

(1243)ビルマからの手紙⑨

  スーチーさんは前回に続いて、バガン訪問の思い出を綴っていた。三番目に訪れたタッピンニュ寺院は、古代仏教建造物の中で最も高くそびえ、建物のバランスがよく、積み重なった露段がひときわ美しい。しかし、内部の壁画には石灰が上塗りされているだけで、文化的、歴史的な遺跡の保全としては、あまりにも嘆かわしい状況だ。小さな遺跡の多くは、いまだに修復されないまま放置されている。世界の文化遺産の一つとして、パガンの保全意識を高めねばならないとつくづく思う。助けを必要とするのは遺跡だけではない。車で一時間ほどのところに、インジンという木が密生するオアシスがあり、村民にとり一番大切なのは「水」。日本のNPO (ブリッジ・エーシア・ジャパン) が、かつてこの森の中に井戸を掘り村民の生活は楽になったが、みんなまだまだ貧しい暮らし、でもこの村民の中に大学を出た人も現れた。

4 件のコメント:

  1. 日本のNPOの活動が、評価・感謝されていることは大変嬉しいことですな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    ビルマにはたくさんの日本人NPOが入って活躍してます。ビルマ人は心の優しい国民であり、日本人ボランティアも接しやすいのでしょう。(N)

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  3. ずっと活動してきたBAJの名前が出てきたのはよかったですね。
    スタッフの皆さんも喜んだことでしょうね。

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  4. stさん
    BAJの会員の方々喜んだでしょうね。私でさえ嬉しかったです。(N)

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