2011年10月29日土曜日

(1264)ガーナ人の死、問われる入管

 昨日の朝日夕刊に「ガーナ人の死 問われる入管」、「強制送還での経緯 徐々に判明」、「バンド使用、違反か」との見出しのもと、昨年3月22日に成田空港から強制送還されようとしていたガーナ人の男性が、出発前の飛行機の中で亡くなった。この事件は当ブログの(661)、(713)でも報じた。その後1年7ヶ月たって、その状況が明らかになってきた。死亡したのはアブバカル・アウドゥ・スラジュさん(当時45歳)。手錠と縄で拘束されたスラジュさんは、複数の入国警備官が抱きかかえ、両足首にも手錠して機内に運び、最後列の座席に座らせた。プラスティック製の「結束バンド」4本を使って両手首とズボンのベルトを固定、口にタオルを猿ぐつわのようにして結んだ。そのまま首を押さえて前かがみにさせたところ死亡したという。訴訟の口頭弁論は31日、APFSは傍聴を勧誘。強制送還されたビルマ人も多い。

2 件のコメント:

  1. 全く痛ましい事件ですな。
    当然ながら第三者による正確な状況把握が重要でしょうな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    日本人の奥さんから告訴され、いま警察が動いています、いずれ真相は明らかになるでしょう。いままでビルマ人も大勢強制送還されました。他人事ではありません。(N)

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