2011年5月25日水曜日

(1107)読みました 「難民キャンプの子どもたち」

  この本の著者は田沼武能氏(写真家、1995年日本写真家協会会長、03年文化功労者)、05年1月 岩波書店発行、新書版、196頁、1000円+税。題名を見たときにてっきりビルマ・タイ国境の難民キャンプの子供たちの写真集かなと思ったが、頁をめくっても「ビルマ」は出てこない、その代わり、第1部:パレスチナ、クルド、ユーゴ 第2部:インドシナ、アフガニスタン、第3部:ケニア、タンザニア、ニジェール、ソマリア、エチオピア、スーダン、ジンバブエ、モザンピーク、ルワンダ、コンゴ、ウガンダ、リベリアと続く。私の頭の中で難民とはビルマ難民という思い込みが強かったが、この本を読んで世界各地に難民がいる事を改めて知らされ、勉強になった。彼らの多くはまともな住居や食料がなく、やせ細った子供の鋭い眼差しが私を睨んでいた。現在難民は世界に2千万人以上いるといわれその半数が子供たちだ。 

2 件のコメント:

  1. 難民キャンプの子供は、本当に気の毒ですな。普通の場合、澄んだ目をしていて、天真爛漫、大変かわいいのに…。
    K.A.

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  2. 特に気の毒なのは、アフリカ系の子供たち、それに比べると、タイ国境のカレン難民の子どもは痩せておらず、図書館、小学校もあり、恵まれています。(N)

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