2011年5月5日木曜日

(1087)読みました 「ビルマ戦線ピカピカ軍医メモ」①

  (2011年5月5日)
  STさんから送っていただいた第2冊目「ビルマ戦線ピカピカ軍医メモ」を読み始めている。著者は三島四郎氏(大正9年生まれ、昭和18年岡山医大卒、同19年応召、見習士官としてビルマに赴任)、元就出版社、1998年発行、380頁、2381円+税。副題は「狼兵団地獄の戦場奮戦記」。著者に赤紙が来た日から軍医予備員、見習士官として日本の敗戦が濃厚になってきたときに門司港から出航、アメリカの潜水艦攻撃を避けながら、台湾の高雄、フィリピンルソン島のサルフェルナンド、さらにマニラ、ボルネオ、シンガポールに上陸、その後は、マレーシアを経てそのまま北上してビルマへ。制空権は完全に米軍に掌握され、また多数の潜水艦による魚雷攻撃で多くの輸送船が沈没したが、著者の狼兵団は辛うじてビルマ領に入った。著者の記憶が素晴らしい。ビルマ進入後の活躍については明日掲載する。

2 件のコメント:

  1. 「ビルマ戦線」というわりには前振りがずいぶん長いですけどね。
    でも、幼いころの出来事にしろ、戦争に突入するまでの時代をなぞっているようで、これまた貴重な記述ですよね。

    それにしても、ほんとうに…よくおぼえていらっしゃいますよねえ…
    実際に当日「メモ」されていたんでしょうかね???そんなヒマあったでしょうか。

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  2. stさん
    仮にメモをとっていたとしても過酷な条件で逃げているので、たぶん途中で捨てているでしょう。

    全文が8章からなっていますが、前段は2章、残り6章がいよいよビルマ戦線です。(N)

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