2011年1月16日日曜日

(978)スーチーさんの動向は

(2011年1月16日)
  スーチーさんが解放されて2ヶ月になるが、自身がリーダーであったNLDは解体され、総選挙をボイコットしたことで新政府を認めるわけにいかず、政治的には孤立状態だ。選挙でNLDと喧嘩別れしたNDFの幹部と先日会談して関係修復を図ったが結果は明らかではない。私は、(931)でNDFを見限ったスーチーさんに懸念を抱く旨記した。さらに、経済制裁緩和の方向に方針を変えるオバマ政権のブレを指摘し(943)、この姿勢に同調するスーチーさんのブレも気になる。政治というものは、場面場面で方針を変更することも大事ではあるが、どこかの政府と同じような朝令暮改では気持ちがすっきりしない。元旦の毎日新聞には、スーチー氏の今後の活動として、少数民族問題に関して軍政側との仲介を論じ、第2回パンロン会議の開催を模索しているという。第1回は47年に父アウンサン将軍が提案している。

2 件のコメント:

  1. 「待てば海路の日和あり」
    スーチーさんは暫く様子見がいいのかも…?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    ホンとはそうですね。
    でもスーチーさんに代わる人がいないのが問題。どこかの国のイチローさんにネピドーへ行ってもらうか。(N)

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